Palazzo Antinori
アンティノーリ宮殿 |
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フィレンツェのいわゆる ブティック街と化してしまった Via Tornabuoni(トルナブオーニ通り)を アルノ川を背にして歩いてくると この通りの外れに Piazza Antinori(アンティノーリ広場)があり その広場に面して建っているのが アンティノーリ宮殿 「まるで昔かたぎのフィレンツェ人のように 尊大さが無く渋みばしっていて 飾り気がなくて どことなくぶっきらぼう」 と評される地味な建物で 「身内でゆっくりくつろげる」が課題であった ルネッサンス期の居住建築の特徴を よく反映しています |
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アンティノーリは ワイン好きの人の間ではかなり有名 実際この宮殿の一階には アンティノーリ家経営の エノテカが併設されています |
宮殿の正面ファサードを飾る唯一の飾り アンティノーリ家の紋章 |
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もともとは銀行家のGiovanni Boni (ジョヴァンニ・ボーニ)が 依頼して建築の始まった宮殿ですが ボーニ家の倒産に伴い 1475年にはLorenzo de' Medici (ロレンツォ・デ・メディチ)が買収 |
その後はMartelli(マルテッリ家)の手に渡り 1506年にNiccolo di Tommaso Antinori (ニッコロ・ディ・トンマーゾ・アンティノーリ)が買収 現在もその子孫がこの宮殿に暮らしています |
この宮殿を手がけた建築家は 近年ではGiuliano da Maiano (ジュリアーノ・ダ・マイアーノ) という説が定着してきました |
宮殿の入り口を入ると 右手にエノテカCantinetta Antinori その奥に中庭 中庭は三面を装飾柱頭つきの柱に支えられた アーケードに囲まれています この中庭の片隅に 無造作に小さな井戸が残されていますが ロレンツォ・ディ・メディチが買い取ったときの 登記書にも既に記録として残っているという 古いものです |
←こちらは中庭と庭園の間にある部屋 今は事務所として使われています |
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宮殿裏手のこぶりの庭園は アンティノーリ家の所有に移ってから作られたもの 1500年代終わりの地図にも載っています |
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←Giardini Aperti 2004のイベントのときに この庭園で繰り広げられていた 「ガリレオとコジモ2世」の会話の一場面 |
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庭園は4本の小道で整えられた 小さな修道院風のもので派手さはありません |
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Palazzo Antinori Piazza Antinori, 3 Firenze 庭園と上階部分は一般公開されていません |
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Cantinetta Antinori 営業時間 12:30-14:30,19:00-22:30 Tel: 055-292234 |